ハピナビコラム

コロナ禍での感動の結婚式

当初はご職場の方やご友人もご招待してご結婚式を予定し準備をしてこられたお二人。
コロナの影響を鑑み、大事なゲストの方々の事を一番に考えて規模を縮小し県内にお住まいのご家族のみで行なうご決断をされました。

各所へのアルコールやマスクケースの設置、感染症対策にそった進行内容など、お二人やご両家の親御様とも相談を重ねながら迎えた当日。当日お越しになれなかったお祖父様、お祖母様とはオンラインでつなげたり、ご友人からサプライズのメッセージギフトが届いたり。

ゲスト同士でのお酌はご遠慮いただく中、スタッフがお二人やご両家に代わって心を込めたおもてなし。一つ一つ丁寧に、お気持ちのやり取りのあたたかさが肌で感じられるようなお時間でした。

お二人の人生を伺うヒアリングのお打合せを経て、提案させていただいたウェディングネームは「しあわせの種」。今、目の前にあるものがあたり前ではないこと。たくさんの奇跡と軌跡が重なって今日の一日があること。心からの「ありがとう」を二人でそっと包み込んで 大きな花を咲かせよう。

人生の門出を迎えようとした時に世界中でも未曾有の出来事に遭遇し、たくさんお二人で悩んで考えて出した答えであるご結婚式。これからも人生の節目節目でそんな場面をお二人で乗り越えていく事と思います。

楽しかった事だけでなく、辛かったこと、悲しかったことすべて、今まで自分が歩んできた時間を愛おしく思える一日があることは、これからの人生を豊かにしてくれる。

私自身、このお二人の笑顔をみて、改めてその大事さに気づかされた一日となりました。誰かが誰かを大切に思う時、思う側もそれを受け取る側も心があたたかくなります。形にとらわれず、柔軟に、ただ大切な人に今「あなたがいてくれてありがとう」と伝える。それがしあわせの種となってお二人の未来を彩っていきますように、願ってやみません。

お二人の幸せに満ちた笑顔に裏付けされた、今までの人生や大事な気づきが重なって見えたとき「結婚式っていいな」と心の底から思うのです。

ヴィラ・デ・マリアージュ長野マリアージュコーディネーター 鈴木 侑子 氏
様々な店舗で経験を重ね、現在まで約500組のオーダーメイドウェディングを手がける。お客様に寄り添いながら、未来に繋がる結婚式を目指し続けている。